
サッカーを始めたんですが、リフティングが全くできません。
どうやったらできるようになるんでしょうか?
というか、リフティングができるようになって、効果ってあるんですか?
生意気言っちゃいますけど、無駄な努力はしたくねーでやんす
どうやったらできるようになるんでしょうか?
というか、リフティングができるようになって、効果ってあるんですか?
生意気言っちゃいますけど、無駄な努力はしたくねーでやんす
今回はそんな悩みに回答します。
私自身、小学校からサッカーをはじめて以来、高校まで続けており、おっさんになってからは、フットサルに形を変えてこの球技を楽しんでいます。
自分で言うのもなんですが、上手いです。
なので、何らかの参考にしていただければ幸いです。
サッカーのリフティングができない人の年齢確認

まず、ご自身の年齢を確認しましょう。
- 小学生である
- 成人した大人である
当然ですが、ざっくり分類したときに、小学生と同じ内容をやってもきっと上手く行きません。
小学生も逆に、大人がやっている練習に終始しても、もしかすると非効率な内容に陥ってしまうかもしれませんからね。
以下に、年齢別の考え方を整理してまとめたいと思います。
小学生である
あなたが小学生なら、好きにボールを蹴ったら良いでしょう。
私自身、小学校に入学してからサッカーに出会い、誰に教わるでもなく、勝手にリフティングをはじめていました。
親の仕事の関係で、小学校4年生までは、近所のサッカー少年団に入れませんでしたが、それでも独りで勝手に練習をして、リフティングは数百回はできる程度まで上達できていました。
私にはもともと、ボールを蹴る才能があったのかもしれませんが、小学生であれば、自由にやったほうが良いと思います。
蹴り方とかやり方、なんていう型にハマったつまんない発想を与えるより、自分で考えてみろと、なんのためにその柔軟な脳みそは今、頭部に収まっているんだ? と言いたい。
自分で考え、対応する能力は、リフティングやサッカーだけでなく、色々な物事に応用が利きます。
何かを与えられなければ行動が取れない人は、その時点で出遅れてしまうし、活動範囲が限定的になりますので・・・って話が長いですね。
まぁ、子供は好きにやれです。
成人した大人である
一方、成人した大人に対して、「好きにやれ」は酷かと思います。
習得する能力も、小学生とはまるで違いますし、的確な方法で対応しなければ、その努力がまるで報われない可能性も出てきます。
大人であれば、サッカーへの取り組みは趣味かと思います。
小学生にはそういった概念はなく、好きだからやるっていう純粋な気持ちが原動力になっているわけですが、大人は趣味ですから、苦痛だとだめです。
趣味は楽しまなくては趣味とは言えません。
このように前提が違うので、
触ってれば上達するだろう的な方法
ではなく
効率的かつ楽しい練習方法
を提案する必要があるように思う次第です。
大人でもできるリフティングを上達させる方法

- ゆる体操を行う
- 片足でバランスを保つ練習をする
- 1タッチ、キャッチを繰り返し練習する
- 1,2タッチ、キャッチを繰り返し練習する
私が考える上達させる方法は、以上の流れとなります。
ゆる体操を行う
まず、ゆる体操という非常に楽にできて、効果的な体操がありますので、それに取り組んでいただければと思います。
結局、体のクオリティが低ければ、努力に対する効果が遅くなります。
なんだよ、リフティングの上達に対して遠回りさせんのかよって思うかもしれませんが、とんでもないです。
体が整ってない状態で、闇雲にボールを蹴っても苦痛なだけです。
なぜ苦痛かって言うと、上で書いたように、努力からの効果が出ないからです。
人間誰だって、努力して努力して変化がなかったら、ムカつくでしょう。
そういう気持ちが続けば人は必ず、辞めます。
辞めるとどうなるか・・・上達の可能性はその時点で「ゼロ」となります。
つまり、継続できるようコントロールしてトレーニングをすることが、一番大切なのです。
ゆる体操の効果は以下の通りです。
筋肉のこわばりがほぐれる
体が柔軟に扱えるようになる
全体のバランスがよくなる
体が柔軟に扱えるようになる
全体のバランスがよくなる
これはゆる体操効果のほんの一部分、表面的な部分に過ぎませんが、自分の運動神経に絶対的な自信がある人以外は、しっかりとほぐしたほうが良いです。
私の感覚だと、運動神経がある方でも、やったほうが更にポテンシャルは上がるのでおすすめです。
片足でバランスを保つ練習をする
続いて「片足でバランスを保つ練習」をします。
リフティングを行う場合、「片足」の状態と「両足」で立つ状態を交互に繰り返しますよね。
問題は片足のときです。
片足のときにバランスが悪いと、リフティングを困難なものにしてしまいます。
「良い姿勢」は意識的に作っていなければだめです。
私は普通に1000回以上、今でもできますが、繰り返し悪い姿勢になるようなら、全く回数はこなせなくなるかと思います。
片足になったときに、すっと伸びている状態。
上げた足を軽く動かしても、バランスが大きく乱れない状態を、体に染み込ませましょう。
仮にこの時点で、バランスが大きく崩れちゃうようだと、リフティングの練習効果は低くなります。
なぜなら、崩れたバランスを整えるために全身に無駄な力が入り、その状態のままボールを蹴ろうとするからです。
リフティングを上手くさせるには、無駄な力が一切入らず、自然な形で、落下してくるボールに足を当てられるようにしなければ意味がありません。
1タッチ、キャッチを繰り返し練習する
片足バランスをクリアしたら、実際にボールを蹴ってみます。
手でボールを持ち、落下させ、1タッチして打ち上げ、手でキャッチ。
この練習です。
バックスピンが掛かってもなんでもかまわないので、落下してくるボールを真上に蹴り上げて、キャッチする。
ここまでが問題なくできるように繰り返し練習をします。
右足でできるようになったら、左足でも練習をしましょう。
バックスピンで蹴り上げることができるようになったら、無回転で上に蹴り上げられるように繰り返し練習しましょう。
まずはこの練習をしたほうが良いです。
いきなり、手で落下させて「何回できるか」にチャレンジすると非効率です。
なぜなら、間違いなくどこかのタイミングで、あさっての方向に蹴り出してしまうので、そのボールを追いかける分、体力と時間を無駄に消費するからです。
上で書いたように、苦痛になるような要素は、極力省かなければ継続できません。
できることをやって、その質を徐々に高めましょう。
1,2タッチ、キャッチを繰り返し練習する
右と左、それぞれ1タッチの精度が上がったら、今度は、右左、もしくは左右の1,2タッチを行います。
難易度はぐんと上昇します。
この練習も1,2タッチで打ち上げたボールを手を使ってキャッチしましょう。
手順も最初は回転を無視して、とにかく、しっかりと真上に蹴ってボールをキャッチできる状態を作る。
それに慣れたら、無回転でボールを2タッチできるように練習します。
無回転でボールを蹴り上げるようにする意図は分かりますか?
私の回答は、対応の幅を広げるためです。
ボールを同じような形でしか蹴れない状態だと、咄嗟の反応が悪くなります。
我々はロボットではありませんので、リフティングの最中に、変な足の当たり方をして、ボールが体の中心から逸れることがあります。
そのような時に対応できるかどうかで、リフティングの回数は変わってきます。
バックスピンで蹴れる、更に鋭くスピンで蹴れる、無回転でも蹴れる、爪先で触るような感じで蹴れる、とまぁ、色々な蹴り方ができれば、その状況に応じて、対応できる幅が広がるので、その分、リフティングが長く続くようになっていきます。
まぁ、この辺は、リフティングを楽しみながら継続していれば、徐々に身につく感覚だとは思いますので、まずは、回転が掛かる蹴り方と無回転の蹴り方をマスターするのが、シンプルな流れになります。
リフティングができるとどんな効果が期待できるの?

ドリブルする際のタッチ
トラップ技術
シュートの精度
トラップ技術
シュートの精度
私の感想としては、リフティングで上記の要素が整えられると思っています。
リフティングを継続させるには、体のちからを抜かなければなりません。
その状態でボールをコントロールするわけですから、実際のプレーにも好影響がでます。
不要な力を抜いて、ボールを触る場面はサッカーの試合中に、幾度となく出てきますからね。
特に、リフティングで体をリラックスさせて、姿勢も、ピンとしたまま無回転の練習をしておくと、シュートを打つ際の感触が変わります。
より芯に当たるような感じで蹴れるようになるでしょう。
リフティングで芯に当てる練習、シュートで芯に当てる練習、こんな感じで交互に繰り返して感触を確かめるのもオススメです。
いずれにせよ、闇雲に練習して良いのは子供だけで、我々大人は、明確なゴール設定と考えを携えて練習する必要がありますので、以上の内容を踏まえて、取り組んでいただければとおもいます。